みなさんこんにちは。
今回はジャガイモのお話です。
春先から夏にかけて旬を迎える「新じゃが」と普通の「じゃがいも」の違いをご存じですか?
この二つは皮の薄さや水分量、栄養価、カロリーまでも違います。
ということはそれぞれ適した料理があるということですね。
どちらもお腹に溜まるイメージ、太りそうなイメージなのですが・・・
実はどちらもカロリーはご飯の約半分、ダイエットにぴったりな食材だったのです!
この記事は「新じゃが」と普通の「じゃがいも」について掘り下げてお伝えします。
この記事はこんな方にオススメ
- 「新じゃが」と普通の「じゃがいも」の違いを知りたい方
- 「新じゃが」と普通の「じゃがいも」に向いている料理は何か知りたい方
- 絶対美味しい「新じゃが」と普通の「じゃがいも」のレシピを知りたい方
新じゃがは普通のジャガイモに比べ皮が薄く、水分やビタミンCが多く、普通のじゃがいもよりさらにカロリーが低いダイエット向きの食材なのです。
一方、普通のじゃがいもは熟成されデンプンが多く主食にする国もあります。
全くタイプが違うじゃがいもはそれぞれ適した料理があり、新じゃがは皮ごと食べられるので丸ごとフライにしたりじゃがバターや煮物がオススメ、普通のじゃがいもは水分が少なく固いのでコロッケ、フライドポテト・ポテトサラダなどホクホク感を楽しめる料理が向いています。
絶対に美味しいレシピ、お伝えします。
さぁ、見て行きましょう。
新じゃがについて
取れる時期
新じゃがは、春先から夏場に向けて収穫されるジャガイモのことです。
でも、縦に長い日本なので地域によって採れる時期が違います。
九州では3~6月、本州では5~8月、北海道では7~11月くらいに収穫されます。
新じゃがは春のイメージですが、縦に長い日本は長い月日に渡ってどこかで収穫されているので食べられる期間が長いのですね。
新じゃがの特徴
- 皮が薄く、水分が多い
- ビタミンCが豊富
- ダイエット向きの食品です
皮が薄く、水分量が多い
新じゃがは収穫後すぐに出荷されるため、皮が柔らかく水分が多いのが特徴です。
新じゃがの水分量はは約70%、普通のジャガイモの水分量は約60%と10%も違います。
ビタミンCが豊富
普通のジャガイモに比べ、ビタミンCは約4倍も含まれています。
リンゴの約8倍、みかんとほぼ同じくらいです。
ビタミンCは、免疫力を高めたり、紫外線対策・美肌つくりに欠かせません。
また、ジャガイモのビタミンCはでんぷんに包まれているため、壊されにくく、加熱に強いのが特徴です。
栄養は皮の近くに含まれているため、皮つきで丸ごと食べるか、皮を少し剥ぐだけにすると栄養をしっかりいただけます。
ダイエット向きの食品です
ジャガイモ自体、意外にカロリーが低いのですが、新じゃがは水分が多い分さらにカロリーが低いのです。
皮ごと食べると「食物繊維」を摂ることができるのでお通じも良くなりさらにダイエットに向いています。
普通のじゃがいもについて
取れる時期
収穫時期は地域によっていろいろですが、熟成・保存のために貯蔵庫で貯蔵しながら必要量が随時出荷されます。
その間に水分が抜けてほくほく感のある食材になっていきます。
じゃがいもの特徴(新じゃがも同じ)
カロリーは意外に低いのです。
ごはん100g 168kcal に対して蒸じゃがいも100g 84kcalと半分なのです。
糖質の代謝を促進する「ビタミンB1」や、エネルギーの代謝を促す「ナイアシン」が含まれています。
また、余分な水分や塩分を排出するのに役立つ「カリウム」が含まれているので、むくみの改善にもなります。
たんぱく質「ポテトプロテイン」の働きで満腹ホルモンが分泌され、早く満腹感を得られ、食べすぎも予防できます。
新じゃがと普通のじゃがいも、それぞれ向いている料理
「普通のじゃがいも」と「新じゃが」は水分量が違うので向いている料理が違います。
★ダイエットに使う場合は味付けせずに、蒸す・ゆでる等でお使いくださいね。
普通のジャガイモに適した料理
水分が少なくて身が詰まっているので、ホクホクした食感を楽しむ料理です。
例えば、コロッケ・フライドポテト・ポテトサラダなどです。
新じゃがに適した料理
水分が多いのでダシで煮込むと塩分が新じゃがの周りにつき、浸透圧で中の水分が抜けて、その隙間にダシが入り味が染みこむので煮込み料理に向いています。
煮崩れもしにくいです。
例えば、肉じゃがです。
絶対間違いない、美味しいレシピ集
新じゃが&ベーコン
お味がしっかりしていて、ご飯が進みます。
お酒のお供にも、お弁当のおかずにも最高です。
材料(4人分)
- 新じゃが 約600g
- ベーコン(塊) 200g
- にんにく 3かけ
- だし カップ3
- サラダ油 大さじ2
- 砂糖 大さじ2
- しょうゆ 大さじ1と1/2
- 仕上げのしょうゆ 大さじ1
作り方
- じゃがいもは泥を落として洗う。ベーコンは1cm厚さに切る。にんにくは皮つきのまま軽くつぶす。
- 鍋にサラダ油大さじ2を熱し、じゃがいもを入れ、あまり動かさずに表面を焼きつけるように7~8分間、中火で炒める。
- にんにく、ベーコンを加え、だしを注ぎ、煮立ったらアクを除く。砂糖大さじ2、しょうゆ大さじ1+1/2を加え、落としぶたをし、中火で約25分間、煮汁がなくなるまで煮る。
- 仕上げにしょうゆ大さじ1を加えて強火にし、鍋をあおって煮汁をからめて器に盛る。
ポイント
- ジャガイモの皮をじっくり焼くと香ばしさが出ます。
- 最後に強火で煮詰めて照りつやを出すのが美味しく見える秘訣です。
- だしの量が多く感じたら全体に少な目にすると良いと思います。
- 少な目の場合 だし2カップ・砂糖大さじ1と小さじ1・しょうゆ大さじ1
新じゃがの甘辛バター醤油
甘辛バター醤油が絶品です。
材料(2-3人分)
- 新じゃが 300g(直径5cmの5個)
- バター 10g
- 醤油★ 大さじ1と1/2
- 砂糖★ 小さじ1
- みりん★ 小さじ2
作り方
- 新じゃがは皮付きのままよく洗い、半分に切る。(大きいものは4等分でもOK)
- 鍋にじゃが芋と水を入れ、中火~強火にかける。沸騰したら弱火にし、竹串がスーっと刺さるくらいまで茹でる。(5~10分くらい)
- じゃが芋を茹でている間に、★の調味料を混ぜ合わせておく。
- じゃが芋が茹で上がったらザルに上げて湯を切る。
バター・じゃが芋・③で混ぜておいた調味料を鍋に入れて弱火にかける。 - 極弱火にして鍋を揺すり、木べらやスプーンなどでじゃが芋を優しく転がしながらタレをからめて出来上がりです。(焦げ付きやすいので、焦らず極弱火で!)
絶品ポテトフライ
こちらは普通のじゃがいもの方が美味しいです。
材料(じゃがいも1個分)
- じゃがいも 1個
- 片栗粉 大さじ3
- 薄力粉 大さじ1
- 塩コショウ 適量
- サラダ油 揚げるための適量
作り方
- じゃがいもは皮付きのままよく洗って3~4ミリの拍子切りにし、キッチンペーパーで水気を拭き塩コショウする。
- キッチン袋に片栗粉と薄力粉を入れ混ぜ、①のジャガイモを入れて粉をまぶす。
- フライパンに油を入れ、油の温度が低いうちから②を入れる。
- こんがりきつね色になるまでしっかり揚げる。
定番のポテトサラダ・わざあり
こちらも普通のじゃがいもレシピです。
材料(4人分くらい)
- じゃがいも 3~4個(400g)
- ゆで卵 2個
- きゅうり 1本
- にんじん 3~4cm
- 玉ねぎ 小1/4個
- 塩(ゆでる時用)小さじ1
- 酢 小さじ2~3
- マヨネーズ 大さじ4
- コショウ
作り方
- じゃがいもは適当な大きさに切り、ひたひたお水に塩を入れてゆでる。
- 柔らかく煮えたら水を切り、中火で1分加熱。水分を飛ばし、つぶす。
- ここで下味として酢(すし酢でもOK)を入れ、冷ます。
- きゅうり、ニンジン、玉ねぎは薄切りし少量の塩で塩もみ→洗ってしぼる
- ゆで卵は粗みじん切りにする。
- じゃがいも、野菜、卵、マヨネーズを全部合わせてよく混ぜ、こしょうで味を調え完成。
まとめ
新じゃがは一年の半分以上の期間、出荷されています。
普通のジャガイモに比べた特徴は以下の通りです。
- 皮が薄く、水分が多い
- ビタミンCが豊富
- ダイエット向きの食品です
そして、水分が多いため浸透圧を利用した、味が浸み込む料理が適しています。
新じゃがを購入したら、せっかくですので利点を生かした美味しい料理を作ってみてください。