みなさんこんにちは。
みなさんはナスお好きですか?
美味しいですよね。
でも、栄養的には水分ばかりで栄養がないとか、調理するときに油をたくさん吸うからダイエットの敵 と思っていませんか?
じつは皮にはポリフェノールがたっぷり含まれているのです!!
そして調理法によってナスに無駄に油を吸わせない方法があるのです。
コツは事前にナスの水分を抜いてしまうこと。
カロリー気にせず安心してたっぷり食べてください。
美容に敏感な女子はたくさん食べてポリフェノールしっかり摂ってくださいね。
おススメ簡単レシピもお教えします。
この記事はこんな方にオススメ
- なすは水分ばかりで栄養ないと思っている方
- ナスの調理時、油吸いすぎてカロリー過多の予防策を知りたい方
- ポリフェノールたっぷり摂取の絶対美味しいレシピ知りたい方
さぁ、見て行きましょう。
ナスの栄養と効能
ナスの旬は夏、野菜はやはり旬のものが一番栄養価が高くお値段も優しいです。
効能的にも体を冷やしたり、日焼け肌に有効だったり夏向けの食材です。
そんなナス、スポンジみたいで中身は水分ばっかり栄養ないと思っていませんか?
確かにナス全体の90%以上が水分でカロリーは20kcalです。
カロリーが低いのはダイエットのかさ増し食材にぴったりで、それは良いコトですね。
さて、栄養面はどうでしょう。
実はナスはナス特有のとても優れた栄養”ナスニン”の持ち主なのです。
ナスニン
ポリフェノールの一種で、ナスの皮に多く含まれている抗酸化物質です。
表皮の紫色がこれです。
老化や免疫機能低下などの原因になる活性酸素のはたらきを抑制する作用があります。
ガン、動脈硬化、高血圧などの生活習慣病の予防に役立ちます。
コレステロールの吸収を抑える作用もあります。
ブロッコリーやホウレン草よりも強い抗酸化作用を持つことからシミ・しわ・たるみ・そばかすなどの肌トラブル防止に役立ち、アンチエイジングに活躍してくれます。
また、ブルーベリーの様に眼精疲労をやわらげたり、視力の回復を助ける効果もあると言われています。
水に溶けやすいので、調理するときは直前に切り、水に長くさらしすぎないようにしましょう。
大事なこと!皮ごと食べる
ナスニンは皮に含まれているので、皮ごと食べましょう。
皮をむいてしまう焼きナスは、実はもったいない食べ方なのです。
カリウム
体内の余分な塩分や水分などの老廃物を排出して、体内の体液バランスを整えるはたらきがあります。
高血圧を防ぎ、むくみ防止・利尿効果が期待できます。
カリウムも水溶性なので、栄養素が流出しないよう長時間水にさらし続けないことが大事です。
食物繊維
ナスは食物繊維が豊富です。
食物繊維も腸内環境を整える水溶性食物繊維、お通じを整える不溶性食物繊維の両方が含まれていて、お肌を健やかにする働きも期待できます。
身体を冷やす
身体を冷やす効果があるので、夏に最適な食べ物です。
夏が旬のナスですが、本当は一番おいしいのは9月の「秋ナス」。
「秋ナスは嫁に食わすな」ということわざは、「美味しいナスを嫁に食べさせるのはもったいない」と言う意味ではなく、「身体を冷やすからお嫁さんに食べさせないで」という優しい意味なのです。
ナスの油吸いすぎ予防策
ナスが油を良く吸う理由として、ナスは90%が水分で、加熱してその水分が外に出る時に入れ替わりで油を多く吸ってしまうからです。
だから、事前になすの余分な水分を出しておけば良いのです。
塩を振りかける
なすの切った断面に塩を振り、10分程放置した後水気を拭きます。
あく抜きにもなります。
塩水につける
水分を出すのと同時にあく抜きになりますが、水溶性のナスニン・カリウムの流出防止のために5分くらいにします。
油でコーティングする
表面を油でコーティングすると余分な油を吸いづらくなります。
中くらいのナス3~4本に大さじ1くらいでOK。
炒めるときは油を足さずにそのまま蓋をして蒸し焼き。
熱した油にナスを入れると油をどんどん吸ってしまいます。
冷たい油をコーティングするというのがポイントです。
ナスの特性を知る
ナスはいったん油をたっぷり吸った後、そのまま加熱し続けると今度は吸った油を吐き出します。
焼くとき・炒める時、油が足りないからと思って油を足すと油っぽい仕上がりになってしまいます。
揚げる時は温度が低いと油を余計に吸うので180℃くらいの高温で揚げます。
そして、吸った油を吐き出すまでじっと我慢、果肉のハジに焦げ色がつくまで上げたほうが油摂りすぎになりません。
絶対に美味しいレシピ
ナスの揚げびたし
<材料>
- ナス
- 他にもお好みで野菜(今回はピーマンとズッキーニ)
- めんつゆ(濃縮タイプ)
<作り方>
- 野菜を適度な大きさに乱切り
- ナスはアク抜き&余分な油対策で塩水に5分程つける
- 水気をよく拭き、180℃の揚げ油で素揚げ(しっかりめに揚げる)
- 濃縮タイプのめんつゆを少し濃い目につくり、そこに揚げた野菜を漬け込む
冷たくしていただいても美味しいです。
そうめんも一緒にこのおつゆにつけて食べるとお腹いっぱいになります。
ナスの煮物
<材料>
- なす 中5本
- サラダ油 大さじ3
- しょうゆ 大さじ2
- 砂糖 大さじ2
<作り方>
- なすは乱切りにし、鍋に入れてサラダ油を回しかけ全体に油のコーティング
- そのまま火にかけ炒める
- 少し炒めたらひたひたの水・砂糖・しょうゆを入れ中火で煮る
- 煮詰めていって、煮汁がほどんどなくなり照りが出たら完成
まとめ
栄養素があまりなさそうに思われがちなナスですが、実はポリフェノールたっぷりの優秀食材です。
皮に栄養がつまっているので皮をむかない方が栄養を摂れます。
油とのなじみが良いですが、油の吸いすぎもちゃんとした予防策があります。
知識を持っておいしくなすをいただきましょう。